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仲間とつかんだ宝物!音楽を通じて成長するということ
~音楽のあるまち羽村①~

  • 伊藤 大(市民記者:だいさん)

皆さんの暮らしの中に音楽はありますか?コンサートを鑑賞したり、ご自身やお子さんが楽器の演奏や合唱などを楽しんだりしている方も多いのではないでしょうか。でも、あまり興味のない方にとっては、音楽を楽しむって『特別なこと』かもしれませんね。

羽村市では、音楽を学び・楽しむ文化が市民に寄り添いながら深く静かに受け継がれてきました。中でも際立っているのは、羽村第一中学校の吹奏楽部が「全日本吹奏楽コンクール中学生の部」で何度も優秀な成績を収め、2015年~2017年の3年連続で金賞を受賞していることです。これに留まらず羽村第二中学校、第三中学校も全国レベルの実力です。その根幹として挙げられるのが小・中学校の音楽活動です。市内全ての小・中学校に金管バンド、吹奏楽などの課外活動や部活動があり、これまでに携わった先生方の素晴らしい指導の下に活動しています。

音楽のあるまちの演奏家たち

このような恵まれた音楽教育環境の礎となっているのが、小・中学校への楽器配備と金管バンドや吹奏楽の充実を軸とした「音楽のあるまちづくり」の取組です。この30周年を記念して、2018年12月22日、羽村市生涯学習センターゆとろぎ 大ホールで「音楽のあるまちづくりコンサート」が開催されました。このコンサートに参加した、羽村育ちの4人の演奏家に、「音楽のあるまち」で何を感じて成長していったのか、お話を伺いました。

左から、平山 貴路さん、滝澤 明日菜さん、田村 相円さん(賛助出演)、青木 昂さん、東野 匡訓さん

だい はじめに音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。

平山さん 小学3年生の頃、兄が持って帰って来たコルネットを「吹いてみるか?」と言われ、吹いてみたらすんなり音が出たことから「自分には才能があるんだ」と思い込んだのがきっかけです(笑)

東野さん 羽村西小学校に入学した時、金管バンドに所属する高学年の先輩から演奏のプレゼントがありました。あまり覚えていないのですが、家に帰って母に「今日、生きがいを見つけたよ…」なんて偉そうなことを言っていたそうです。

だい 身近に金管バンドがあることが音楽に触れるきっかけになったのですね。それでは、小・中学校での音楽の授業はどのような雰囲気でしたか?

青木さん 小学校ではリコーダーに夢中になっていました。休み時間によく練習をして、金管バンドも指導していた音楽の先生に演奏を見てもらいました。

だい 先生に指導してもらえると、ますます練習のモチベーションが上がりますね。東野さんは音楽の授業で印象に残っていることはありますか?

東野さん イタリア歌曲を暗譜で歌うテストで歌詞がわからなくなり、思いついためちゃくちゃなイタリア語もどきで歌い切りました。友達には笑われましたが、先生には「大切なのは正確な歌詞ではなくて、度胸となりきって歌い切る音楽感だ」と言われたことです。

演奏曲の解説をする東野さん

だい 何か音楽の神髄のようなものが感じられるお話ですね。そんな経験ができたのも、吹奏楽を指導する先生が、音楽の授業も受け持っていたからかもしれませんね。さて、皆さんは吹奏楽を通じて、どのようなことを学びましたか?

平山さん 楽器の練習は日頃の積み重ねが結果となり、一見周りからはわからないような変化をやっと掴めるようになったりするものですが、そういった「打ち込む」ということへの集中力は吹奏楽部での練習で培ったことの一つだと思っています。

「音楽のあるまちづくり」について話す平山さん

東野さん 音楽はとにかく周りとの調和が大切ですので、毎日の活動を通して調和や常識、思いやりなど大切なものをたくさん教わりました。

青木さん 他人を思いやることやそれを踏まえて自分の意見もしっかりと伝えるなど、コミュニケーションの取り方が成長できたかなと思っています。

滝澤さん 思ったことをはっきり伝え、指摘を受け入れる心を持つということを経験したことが、今の活動にも活かされています。

だい 吹奏楽を通じて、コツコツと打ち込む大切さ、人との接し方やコミュニケーションなど、演奏家の方々だけではなく、どんな人でも生きていくうえで大切なことを学ぶことができたんですね。

音楽があるまちで育つということ

さて、「音楽のあるまちづくりコンサート」ですが、今回お話を伺った演奏家の皆さん、実はこのコンサートの朝が初対面だったそうです。でも、さすがはおなじ羽村の水で育っただけあって、初対面とは思えないほど息の合った演奏でした。

お話を伺ったメンバーによる第一部の他に、市内中学校3校の吹奏楽部合同による全国レベルで迫力ある演奏の第二部、羽村市吹奏楽団と市内中学校吹奏楽部の卒業生とによる演奏の第三部が楽しめました。第三部最後の曲目「宝島」では、第一部、第二部に出演された方々も加わり、客席の通路まで使った大迫力の演奏になりました。

演奏家の皆さんとのお話を通じて、「音楽のあるまちづくり」は子どもたちに演奏技術だけではなく社会の一員として必要となる力も与えてくれるということを感じました。羽村市では各小・中学校の金管バンド、吹奏楽や羽村市吹奏楽団が定期公演を開催しています。みなさんも、ご家族と一緒に音楽の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

プロフィール・羽村市おすすめポイント

平山 貴路

羽村第一中学校卒業、国立音楽大学出身。
東京を拠点にフリートランペット奏者としてオーケストラ・吹奏楽・室内楽での演奏活動を行う。CM音楽やゲーム音楽のレコーディングにも多数参加。ひかりTV・AKBのガチチャレにトランペット講師として出演。プロアマ混合の団体「ヒルフラット吹奏楽団」代表兼指揮者。

平山さんの羽村市おすすめポイント
多摩川の河原
楽器の練習でよく行っていました。

東野 匡訓

羽村第一中学校卒業、東京藝術大学出身。
東京を拠点にプロオーケストラの客演やレコーディング、ミュージカルの分野で活動中。東京金管五重奏団メンバー。

東野さんの羽村市おすすめポイント
羽村堰の桜
高校・大学と上野だったので上野公園の桜も毎年通学路で通りましたが、やっぱり地元羽村の桜には負けます。

青木 昂

羽村第一中学校卒業、国立音楽大学出身。
大学在学中より東京交響楽団に入団。2020年1月より読売日本交響楽団首席トロンボーン奏者(契約団員)。

青木さんの羽村市おすすめポイント
羽村市図書館
CDの貸し出しもできてかなりマニアックな物が置いてあったりします。

滝澤 明日菜

羽村第一中学校卒業、尚美ミュージックカレッジ専門学校在学中。

滝澤さんの羽村市おすすめポイント
根がらみ前水田のチューリップ
色鮮やかなチューリップが魅力的です。それに春 にしか見られないというのも特別感がありますね。

田村 相円

国立音楽大学在学中。
第33回日本管打楽器コンクールセミファイナリスト、第4回JETAソロコンクール3位等。
※田村さんは羽村市出身ではありませんが、賛助出演という形で出演されました。

INFORMATION

羽村市小中学生音楽フェスティバル
会場:羽村市生涯学習センターゆとろぎ 大ホール
日時:10月第1土曜日 正午~(開場:11時45分)
※全席自由

伊藤 大(だいさん)

1971年生まれ。羽村市には延べ31年在住。ランニングとロードバイクを愛する1児の父。普段会えない人に会いたくて市民記者に応募しました。いつか、スポーツや趣味を通じて市民同士がつながるきっかけとなる記事を書いていけたらと思っています。