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はむら育ちの女性ランナーに聞く。ランニングで豊かな暮らしを手に入れる方法

  • 伊藤 大(市民記者:だいさん)

皆さんは普段、どのような休日を過ごしていますか? 特別なことは何もしていない、という方も多いのではないかと思います。今回紹介する市民ランナー土屋奈那美さんもそんな一人でしたが、あることをきっかけにマラソンの大会に出場し、今でもランニングを楽しんでいるのだそう。そんな土屋さんに、ランニングを続けることで暮らしにどんな変化があったのか、土屋さんのおすすめコースを走りながらお話を伺いました。

土屋奈那美さん

3歳の時に移り住んで以来のはむらっ子。山も川も緑もあって暮らしやすさもある、そんな羽村市の環境に魅かれている。初マラソン挑戦時にNHKの番組「ラン×スマ~街の風になれ~」に出演し、プロ・ランニングコーチ金哲彦さんに指導を受ける。

ホノルルで走りたい!

だい(市民記者) おはようございます。今回ジョギングをしながらお話を伺うということで、土屋さんのおすすめスポットである羽村大橋からスタートしたいと思います。

土屋さん よろしくお願いします。

— まずは、多摩川に架かる羽村大橋をあきる野市方面に走り出しました。

だい 早速ですが、ランニングを始める前の土屋さんの休日の過ごし方ってどんな感じだったんですか?

土屋さん 遅く起きて午前中はだらだらして、午後から友達と遊びに行ったりとか、そんな感じでした。そういう過ごし方を変えたいとも思っていませんでしたね。

だい ランニングを始めたきっかけは何だったんでしょう?

土屋さん 私以外の家族は全員ランニングをやっていて、ある年にホノルルマラソンに申し込んだんです。私もハワイへは一緒に行く予定だったんですけど、どうせ行くなら応援だけじゃなくて走ってみたい、そうすればもっとハワイを楽しめるんじゃないかって思って。それで私もホノルルマラソンに出場することにしました。

だい 確かに、選手として出場できれば、ハワイ滞在がより充実するかもしれませんね。それにしても、経験なしからフルマラソン完走を目指すとなると、しっかり練習する必要がありますよね。

土屋さん 9月に申し込んで、そこから3か月で仕上げようみたいな感じでした。通勤は歩けとか、週末はこのくらい走れとか、父が綿密なメニューを組んでくれました。練習では、羽村の自宅からスタートして青梅マラソンのコースを走ることが多かったです。

— ここで、羽村草花丘陵コースを朝日山妙見堂の方へ登っていきます。

だい このコースも普段練習に使ってるんですか?

土屋さん はい、木陰の中を走れるので夏場の練習にはすごく良いんです。家からちょっと走ったところに山のコースがあるって恵まれているなって思っています。

だい 確かに都心ではちょっと味わえない雰囲気ですよね。

レース、レース、レース!

だい ホノルルマラソンはどうでしたか?

土屋さん クリスマスシーズンということもあり、朝5時にスタートした直後はイルミネーションがきれいで走っていてもとても楽しかったです。

10km地点くらいからワイキキビーチ通りを走るのですが、有名な通りのど真ん中を堂々と走っているのが不思議な気持ちでした。

30kmを過ぎてからは、練習でも走ったことがない距離だったので、経験したことのない足や背中の痛みに耐えながら気力と根性だけで走りました。

最後の直線はものすごく応援がいっぱいで、6時間以上も走ってヘロヘロなのに、なぜか急に足が軽くなって無事完走できました。

準備期間3ヶ月で完走できた自分に驚きましたが、家族は私以上に驚いていました(笑)
ものすごい達成感があって、家族みんなで同じコースを走り切ったことは一生忘れられない思い出になりました。

だい 初めての42.195kmを走り切ったんですね!限界になりながら走っている時の応援ってすごく力になりますよね。ところで、ホノルルマラソンの完走を果たして日本に帰ってきたら、走る理由はなくなってしまったようにも思えますが?

土屋さん ホノルルマラソンが終わったら走ることを辞める気もしてたんですけど、家族が次のレースに出るたびに、私にも「出るよね?」みたいな感じでどんどんレースに申し込むんです。だから走らざるを得ないみたいな(笑)

だい 家族の「陰謀」ですね(笑)
その状況って、土屋さんとしてはどうだったんですか?

土屋さん 意外と楽しくなってきたんです。それで、今では良さそうな大会がないか自分で探したりしています。あと職場のサークルで申し込むこともあります。

だい 職場にランニングのサークルがあるんですね?

土屋さん そうなんです。月1でハーフマラソンを走るようになったころに職場のサークルに入りました。そうしたら、年齢が離れた人や上の役職の人から「次はどのレースに出るの?」みたいに声をかけられるようになって。職場に知り合いが増えることで仕事もやりやすくなりました。

だい 走ることが、仕事にも良い影響を与えたんですね。やっぱり、モチベーション維持はレースに出ることが一番ですかね?

土屋さん モチベーション維持もそうですが、練習としても入れるようにしています。レースは、終わってから、みんなでコースやエイドについて話をするのも楽しみですね。

— 羽村草花丘陵コースから多摩川の土手に降りて来ました

私は「最強」!

だい ランニングを始めてレースにも出るようになって、何か変わったことってありますか?

土屋さん 体力はつきましたね。風邪をひかなくなったとか。あと、細くなったって言われて嬉しかったとか、走った後、ごはんがおいしいとか(笑)
ちょっといい感じのお店を発見したりとかもあります。

だい 気持ちの変化はありましたか?

土屋さん メンタルはだいぶ変わりましたね。ホノルルマラソンもそうですけど、フルマラソンの後って自分が最強だと思うんですよ。私一人でも全然生きていけるみたいな、すごい自信がついて。普段、嫌なことがあってもフルマラソンの38km地点の辛さに比べると全然ましだろ、みたいな感じで乗り切れます。

だい その辛いフルマラソンに挑戦し続ける気持ちってどんなものなんでしょう?

土屋さん 38kmを過ぎてからは本当に辛くて、以前は涙を流しながら走っていました。
でも3回目から不思議と涙が出なくなったんです。38km地点の辛さを考えると怖いし嫌だなと思います。でも始まるとやってやろうって気持ちになるんですよね。

だい 一つステージが上がったみたいな感じですね。

土屋さん 最初は遅くて、6時間40分。で、2回目で40分もタイムが縮んだんです。それからも練習を続けて、今のベストタイムは4時間38分になりました。そうやって、タイムがどんどん縮んでいくのが面白いですよね。マラソンは練習しただけ結果がついてくるスポーツなんです。だれかとの勝ち負けではなくて自分との闘いで、その闘いに勝つっていうのが嬉しいですね。

だい 確かに、自分の成長が実感できるのがマラソンの魅力の一つですよね。
本日はありがとうございました。

今回、土屋さんにお話を伺って、新しいことを始めるということは、それまでなかった人とのつながりを生んだり、新しい発見を与えてくれたりするものなんだと改めて感じました。ハワイに行きたいがために始めたランニングが、いつのまにか土屋さんの日常になくてはならないものになっていったんですね。皆さんも、週末にいつもと違う何かを始めてみませんか? 今まで気が付かなかった発見が、皆さんの人生に彩りを添えることになるかもしれませんよ。

土屋さんの羽村市おすすめポイント

羽村大橋からの眺め

おすすめ理由
羽村市からあきる野市に向かって走るときに見える景色がとてもきれいで大好きです。

伊藤 大(だいさん)

1971年生まれ。羽村市には延べ31年在住。ランニングとロードバイクを愛する1児の父。普段会えない人に会いたくて市民記者に応募しました。いつか、スポーツや趣味を通じて市民同士がつながるきっかけとなる記事を書いていけたらと思っています。